酒類の地理的表示制度のしくみ

どんな制度なの?

地域の共有財産である「産地名」の適切な使用を促進する制度です。お酒にその産地ならではの特性が確立されており、産地からの申立てに基づき、国税庁長官の指定を受けることで産地名を独占的に名乗る※ことができます。
産地にとっては、地域ブランド確立による「他の製品との差別化」、消費者にとっては、一定の品質が確保されていることによる「信頼性の向上」という効果があります。

※産地内で生産されること、生産基準を満たすことが条件。

どうしてこの制度ができたの?

諸外国

ヨーロッパを中心に、古くから国際貿易の主要品として取引されてきたワインの「原産地呼称制度」が起源。不正な産地名の使用を防ぐために、フランスなどのワイン主産国では、産地名を名乗ることができる基準を公的に定め、製造者と消費者双方の利益を確保してきました。

日本

WTO(世界貿易機関)の発足に際し、ぶどう酒と蒸留酒の地理的表示の保護が加盟国の義務とされたことから、平成6年に国税庁が制度を制定。平成27年に見直しを行い、すべての酒類が制度の対象となりました。

どのように表示されているの?

表示例:地理的表示「虎ノ門」の場合

地理的表示の名称の一箇所以上に、下記のいずれかの文字が併記されています。

  • 1. 地理的表示
  • 2. Geographical Indication
  • 3. GI